コーヒーの淹れ方




コーヒー豆をメインで販売する焙煎所が、コーヒーの味の検証を行う上で1番大切なことは、お客様がご自宅でコーヒーを淹れている環境に近づけることです。

60万~70万する業務用グラインダー『マルケニッヒ EK-43』で豆を挽き、コーヒーを淹れ、アンケート調査を行って得た結果と、

スペシャルティコーヒーを常飲している方が所持している上級者向け家庭用グラインダー『フジローヤル みるっこ』or『カリタ NEXT G2』で豆を挽き、コーヒーを淹れ、アンケート調査を行って得た結果では、

後者のほうがデータとしての価値があります。


当店では、お客様がご自宅でコーヒーを淹れている環境に近づけることを最重要視しており、下記のレシピで淹れたコーヒーを用いて味の検証を行っています。

 


 
【①ハンドドリップ(ホット)のレシピ】

ドリッパー:KINTO SCS-S04 ブリューワー 4cups
フィルター:SCS コットンペーパーフィルター 4cups
グラインダー:フジローヤル R-440(みるっこの大容量ver)
挽き目:3分半~4分くらいでお湯が落ちきる粗さ(グラインダー目盛り:6.5) 


《ミディアムロースト(1ハゼ終わり)
豆量:22g
湯量:300g
湯温:92℃
手順:
①ペーパーをリンス。
②60gずつ5回、注いだお湯が落ち切るぐらいのタイミングで注いでいく。
③落ち切ったら抽出完了。

《シティロースト(2ハゼ直前)
豆量:20g
湯量:300g
湯温:87℃
手順:
①ペーパーをリンス。
②60gずつ5回、注いだお湯が落ち切るぐらいのタイミングで注いでいく。
③落ち切ったら抽出完了。



【②ハンドドリップ(アイス)のレシピ】

ドリッパー:KINTO SCS-S04 ブリューワー 4cups
フィルター:SCS コットンペーパーフィルター 4cups
グラインダー:フジローヤル R-440(みるっこの大容量ver)
挽き目:2分半~3分くらいでお湯が落ちきる粗さ(グラインダー目盛り:5) 


《ミディアムロースト(1ハゼ終わり)》
豆量:22g
氷量:80g
湯量:200g
湯温:92℃
手順:
①ペーパーをリンスしたのち、氷を90gセット。
②50gずつ4回、注いだお湯が落ち切るぐらいのタイミングで注いでいく。
③落ち切ったら抽出完了。
④残った氷が溶け切るように攪拌。

《シティロースト(2ハゼ直前)
豆量:20g
氷量:80g
湯量:200g
湯温:87℃
手順:
①ペーパーをリンスしたのち、氷を90gセット。
②50gずつ4回、注いだお湯が落ち切るぐらいのタイミングで注いでいく。
③落ち切ったら抽出完了。
④残った氷が溶け切るように攪拌。

 


 
【③水出しコーヒーのレシピ】

グラインダー:フジローヤル R-440(みるっこの大容量ver)
挽き目:ハンドドリップ(アイス)のレシピと同じくらいの粗さ(グラインダー目盛り:5)
手順:

①口が大きい容器に水出しコーヒーバッグ(コーヒー粉を詰めたお茶バッグなど)を1袋(40g)入れる。
水出しコーヒーバッグ全体がしっかりと濡れるように、上から600g前後の水を入れる。
③冷蔵庫で12時間浸けて置き、水出しコーヒーバッグを取り出して完成。

※お好みで水の分量や抽出時間を調整してください。
※冷蔵庫で保存し、完成後12時間以内を目安にお召し上がりください。